脳科学者で自らもピアノ演奏や作曲もされる、東京大学大学院情報理工学研究科 准教授の「大黒達也氏」による講義とワークショップてす。
このようなテーマで音楽が脳にいかに様々な英気陽を与えるかについての説明されます。 〇音楽を感じるとは、人間が脳の中でそれぞれの音楽を創ること。
〇音楽は、外界では気体分子の振動に過ぎず、人間は鼓膜を通じて脳の中で音楽を“創造”している。
〇人は音楽を大脳皮質で知覚・認知し、そこから情報は「大脳辺縁系」に伝わる。
そこは情動(楽しむ、喜ぶなど)を起こす場所であり、記憶、本能行動、動機付け、自律神経調節など多彩な機能にも関係する。だから、音楽を聴くと、感動したり、悲しい記憶を思い出したり、様々な情動が起きる。
「音楽体験において、人はあらかじめ自分の中にあるものを再認識しているだけなのだ」(ドイツの音楽評論家パウル・ベッカー)
〇個人の経験や思い出や遺伝により音楽を聴いて浮かぶ情景や感情はそれぞれに異なっているため、音楽は多様なものであり、だから音楽に正解というものはない。 〇脳には「音楽中枢」なるものは存在せず、脳内の知覚・認知・学習・記憶・感情を担う脳内ネットワーク全てを使って分散して処理され、脳全体で音楽として認知される。
〇音楽は脳全体を活性化させることにより、人間の様々な能力を開花させる
〇脳は、元来、“意外性”が大好物で、ドーパミンが出て快感を感じる。
その点、音楽は次のフレーズに意外感(メロディー・和音・リズム展開)に快感を感じることが極めて多く、常に脳が反応している状態が続く。
〇音楽ほど確実性と不確実性の中で常に揺らいでる時間を持つ芸術はなく、人間の脳にとって魅力となる
〇人間は耳だけでなく、体の各部でも音楽を感じていて、音楽の和音列の不確実性と予測誤差の特定の「ゆらぎ」が心臓や腹部に限局的な身体感覚を引き起こすことが証明されている
音楽を愛好する脳科学者が、解りやすく音楽がいかに様々な影響を脳に与えているか、それは脳だけではなく体全体にも影響を及ぼしているということが理解できます。 音楽を聴いたり、演奏したりすることの必要性を実感できるサロンです
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